V2H生活実態調査プロジェクト
トヨタホームユーザーを対象に実施した調査のリサーチプロセスを紹介。調査結果レポートもご覧いただけます。
Design Research
ひとを知り、暮らしをつくる
大切にしていること
生活者の多面性を探る
リサーチャーとして経験を重ねるなかで、「生活者」の視点を重視するようになりました。モノやサービスが一人ひとりの暮らしのなかでどのように役立ち、生活を豊かにしているか(あるいはどのような課題を生んでいるのか)を探ることがリサーチャーに求められていると感じます。 そのためには、「消費者」「ユーザー」という視点を超え、人々を日々の生活のなかでさまざまな役割や活動を持つ多面的な存在として捉えることが大切だと考えています。 いつも心がけているのは、可能な限り生活者の背景や文脈に身を置き、直接的な体験を通じて新しい視点を得ることです。自分自身のモノの見方に意識的に抵抗し、起こっていることを新しい視点で捉えると、何気ない日常が驚きにあふれたものに変わります。常に「その人の目で世界を見たら、どんなふうに映るだろう?」という視点を忘れず、自分の枠組みを外し続けていきたい。まだまだ修行中ですが、リサーチャーとして大切にしていきたいことの一つです。
現在の仕事内容
・モビリティ関連事業のデザインリサーチ ・車載ソフトウェアのユーザビリティ評価
どんな会社・どんな人が多いか
オープンな社風が未来志向の仕事を育む
入社前は堅い雰囲気を想像していましたが、ユーモアと茶目っ気あふれる素敵な方が多く、予想以上にオープンかつ柔軟な社風で驚きました。週1回のリサーチャーミーティングは、その週の気分やプライベートの話題を共有したりして、とても和やかな雰囲気です。上司も部下もフラットにコミュニケーションが取れる環境で、さまざまな場面でリサーチャーへの理解と期待を感じます。 また業務の観点では、次のクルマ、次のモビリティ社会をつくることに関わる案件が多く、いつもワクワクさせられています。そこに自分の専門性を活かすことができていることが、とても嬉しく楽しいです。
TCの“ここ”が面白い
「今、ないものを作る」楽しさを実感できる
トヨタコネクティッドでは、これまで携わってきたWebサイトやスマホアプリといったデジタル空間を超えて、車というリアル空間をフィールドにしたリサーチに挑戦しています。最近しみじみと感じるのが、既存のサービスをグロースさせるのとはまた違う、「今、ないものを作る」仕事の楽しさです。ユーザビリティ評価では、サービスの対象となり得る方にお話を聞くこともあります。未来の暮らしがもっと良くなるためのリサーチにやりがいを感じています。
働き方
リモートワークで仕事と研究と子育てを両立
大阪在住のため、基本的にフルリモートワークです。東京や名古屋にいなくても、新事業などインパクトの大きな仕事に携わることができるのは、改めてすごいことだなと感じています。 プライベートでは 大学院で人類学を専攻し、エスノグラフィーやフィールドワークなどリサーチの現場に活きる方法論を学びつつ、仕事ではできないテーマでの研究活動を行っています。子どももまだ小さいため、フレックスで働けることが非常にありがたいです。
一緒に働きたい人・求める人材
境界を越えて協働できる人
新規事業開発などの案件では、リサーチャー、デザイナー、エンジニア、プロジェクトマネージャーなど、さまざまな職種の人々がチームで協働します。そのため、自分の専門分野に閉じず、他の職種の視点や仕事のやり方にも関心を広げられるような方だと、より面白く働けるのではないかと思います。
兵庫県出身。リサーチ支援会社で多業界のUX支援に携わった後、スタートアップ企業にてリサーチ体制の立ち上げ・文化浸透を牽引。TCでは車載器開発・サービスデザイン関連のリサーチに従事。仕事の傍ら、大学院生としてデザイン人類学、エスノグラフィーをキーワードに研究活動を行っている。2024年2月よりTCに入社。
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