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LYKKE - ふだんの日の、あそび探し。

週末のあそび探しに、さようなら! こどもにぴったりな遊びにたどり着けるお出かけ先がレコメンドされるアプリの開発

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週末のあそび探しに、さようなら! こどもにぴったりな遊びにたどり着けるアプリ

2023年の5月に愛知県の3都市限定でアプリのベータ版のリリースを行いました。 (残念ながらこのサービスは、2023年10月31日に終了してしまいました) 元々はデザイン組織が入っているオフィスGLIPでの「明日のクルマ部」という活動から始まった本プロジェクト。土日にいつもどこに行くのかすぐに決まらないという課題を解決したいと始まりました。同じGLIPに入っているトヨタ・コニック・アルファという会社が主幹となり、TCは共創企業という形で開発が始まりました。TCからは企画段階から2~3名が参画しております。こちらはデザイナー目線での開発の話です。

01

たくさんのパパママへの妥協なきリサーチ

ほぼ最初の企画が出来上がった頃に、約70名くらいの方に休日の過ごし方や、こどもとのお出かけについて1ヶ月以上かけてインタビューを行いました。「元々の案ではAIが行き先をレコメンドしてくれます」という案になっておましたが、「AIに不信感があるので人と会話するほうがいい」というご意見をいただいたりもしました。リサーチする前にパパとママは忙しいだろうと想像はしておりましたが、特に未就学児で幼稚園に通わせていらっしゃるパパママさんは、午後の時間公園にずっといるという方も少なくなかったです。想像の1.5倍くらいご自身のお時間がないように感じられました。

大きな枠組みでは「あそびのご提案」という方向性には確信が持てたものの、あそびの提案をする内容の精度がもちろん重要で、その提案方法には改善の余地があり、その辺りを大きくピボットして考えていくことにしました。

02

なかまを探す旅、そして現場のリサーチ

半年間くらいをかけて、地方自治体や公園管理業者や、デベロッパーなどの公園に関わる方たちの現場の声を集めに行きました。その中での幅広いリサーチで色々と見えてきました。

・公園管理業者さん:公園を管理するのは大変なのに誰からも「ありがとう」を言われない。言われるのは苦情だけ。(涙)このような現場の声も聞こえました。

実際にさまざまな公園にも調査に行きました。どんぐりが集まっていそうなポイントを調べたり、あそびを見つける天才のTCメンバーの子供たちの意見を聞いたり、現地で公園管理者にどんな苦労があるのか聞いたり、自動販売機の有無、水場、トイレ、子供用のトイレ、おむつ替えスペースの有無。季節によってうつりかわる影の範囲などさまざまなことを調べました。

実際に公園へ行き、どういう情報があると子育て世代の方が嬉しいのか調査
実際に公園へ行き、どういう情報があると子育て世代の方が嬉しいのか調査
03

MVPでアプリ開発をすすめる

FigmaでMVPアプリ開発を進めました。MVP開発のMVPとは「Minimum Viable Product」の略で、必要最小限の機能を持ったプロダクトという意味です。

ここで注意したのは、作りたい機能は山ほどあったのですが、本当に最低限私たちがやりたいことが叶えられるような仕様に留めたということです。慎重に開発会社のエンジニアさん、ディレクターと機能を絞り込みました。

その中でもどうしても体験上必要だと思って作ったのが、お子様の写真をあげたくないという親御さんに対する投稿のハードルを下げるためのキャラクターたちです。あそびの投稿者がいないとそもそも遊び自体の提案というものが成り立ちません。

プライバシー対策として、11カテゴリー別に6体ずつあり、全70体にも及びました。

04

PRの制作物もつくる

PR用のさまざまな制作物もつくりました。展開している3都市のイオンではモールスケープと言われる大きな広告をつくって、それが家に色見本で送られてきました。階段で広げても天井の低い我が家は天井に余裕でついてしまうほどのサイズでした。実物を自宅で確認するのが大変でした。 あんふぁんという雑誌でも広告を置かせていただいたりしました。サクッと流せるweb用のCM映像も制作しました。

こちらのアプリは、ベータ版のリリースで開発者が驚くほど多くのDLがあり、 順調に推移していましたが、残念ながらこのサービスは諸般の事情により2023年10月31日に終了しました。

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